乳がん

告知から手術までの2ヶ月間

転院前の検査は必要?

乳がんを告知された日にオススメされたK病院で手術を受けることに決めたのに、なぜかMRIとマンモグラフィー検査は元の病院で受けるよう指示されました。

「検査結果はCDで渡すのでそれを転院先のK病院に持って行くように」と言われていたので、何も疑うことなく素直に検査を受けて言われたとおり転院先のK病院に紹介状と検査データの入ったCDを提出しました。

ところが、K病院で初受診した時「マンモグラフィー検査を受けてください」と言われたのです。

理由を訊いても「そういう決まりだからです」の一点張り。

1週間前に受けたばかりで、しかも結構な苦痛を伴うマンモグラフィー検査をまたやれって?!

もちろん全力で拒否し、なんとか受けずに済んだけど結構しつこく言われたのが辛かった。

後日、医療機器メーカーに務めている人から聞いた話では、

「検査機器によって viewer が異なるため、他社メーカーの機器で撮影した画像を見るにはそのメーカーの viewer がないと見られない」という場合があるそうです。

精密検査の結果

転院先でCTや血液検査を受けた結果、やはり浸潤性小葉がんに間違いありませんでした。

しかも腫瘍が左乳房全体に散在しているため、腫瘍のみを取り除くのは困難とのこと。

先生はハキハキものを言う女医さんでしたが、この時ばかりは私の表情を慎重に伺いながら

「おそらく全摘…になるかと思います…」

と、ものすごく気を遣って言ってくれました。

でも私はもともと超貧乳だということもあり、無理やり温存するよりもむしろキレイさっぱり全摘して欲しいと思っていたので、

あっさり「はい、全摘でお願いします」と答えました。

体験談を読んで心を落ち着かせる

乳がん告知を受けて数日間は頭が真っ白になって何も考えられない状態でした。

なのに心の中は常にザワザワしていて、何をどうしたらいいのかわからず毎日気持ちばかり焦っていました。

周りからは「いきなり手術をせずに、まず食事療法やサプリを試してみたら?」とか、「本当に全摘しなくてはいけないのか別の病院でセカンドオピニオンを聞いてみたら?」とかいろんな方からアドバイスをもらいましたが、正直どれも私の心には響かず、ただただ時間だけが過ぎていきました。

そんな時、夫から乳がん体験者のブログや本を読むよう勧められました。

いくつか読んでみた中で一番印象に残ったのは 川崎貴子さんのブログです。我がおっぱいに未練なし というタイトルで書籍も販売されています。

経営者であり2児の母でもある彼女がバリバリ仕事をこなしながら明るく軽快に病と向きあう姿にとても引き込まれました。

言葉のチョイスも秀逸で、思わずクスッと笑ってしまう場面がたくさん散りばめられていて、最後まで一気に読んでしまうほど楽しかったです。

このブログに出会ったおかげで随分と心が落ち着いて、自分が今やるべきことがはっきりとわかったのはとても良かったと思います。

 

 

 

 

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