乳がん

乳がんが見つかるまで

きっかけは乳腺嚢胞

2002年頃、乳房の表面にポッコリと直径1cmくらいのしこりのようなものが突然現れました。

すぐに病院で検査してもらったところ、「乳腺嚢胞(にゅうせんのうほう)」と診断されました。乳腺嚢胞自体は病気ではないけど血液が混ざっている場合は注意が必要ということで、念のため注射器で嚢胞の中身を抜き取って検査してもらいました。

幸い血液は混ざっておらずホッとしましたが、このことがきっかけで毎年乳がん検診を受けるようになったのです。

そんなある日、先生から「半年に1度受診した方が安く済みますよ」と言われ、それ以降は半年に1度診てもらうようになりました。

私が診てもらっていた病院はいわゆる大病院なので、紹介状がない人が初めて受診する時、診察代とは別に初診時選定療養費として5,000円(税別)かかるのですが、半年に1度受診すれば再診扱いとなりこの初診時選定療養費を払わなくて済むというわけです。

良性の乳腺嚢胞の経過観察で半年に1度大病院に通うなんて贅沢だな…という思いもあったけど、自宅の近所ということもあってありがたく通わせていただいていました。

 

細胞診と針生検

2018年11月某日、いつものように半年に1度の検診予約を入れていたのに、なぜかその日は検診があることをすっかり忘れていて、気がついた時には数日経っていました。

その時一瞬「もうこの乳がん検診やめてもいいかな。めんどくさいな。」と思ったのですが、夫に「せっかく今までずっと続けてきたんだから、病院に電話して予約を取り直したら?」と言われ、12月に受診することにしました。

きっとまたいつものように「特に異常ありません」で終わるだろうと思っていたら、その日の先生の言葉は今までと少し違いました。

 

「エコー画像でちょっと気になる部分があるので、細胞診をしましょう」

 

細胞診なんて言われたら普通の人はきっと心配になると思うけど、私はもう15年以上も「特に異常ありません」という言葉をずっと聞いてきたので、「はい。お願いします。」と軽い気持ちで応えました。

が、しかし…この細胞診が予想外に痛かったのです。

患部に注射針を刺して細胞を採取するのですが、針を刺しながら注射器を左右にぐらぐらゆするので、それがめちゃくちゃ痛いのです。もちろん麻酔などしていませんので、ダイレクトな痛みが数分続きました。

後日ネットなどで調べてみましたが、だいたいどのサイトにも細胞診は痛みが少ないという記述しか見つけられなかったので、もしかするとこの先生独自のやり方なのかもしれません。

しかもあんなに痛い思いをしたにもかかわらず、採取した細胞が少なすぎて…「良悪判定不可」という結果に。

そして先生はすぐさま「針生検をしましょう!」と言って準備を始めたのです。

なんだかモヤモヤしながらも針生検を受けることにしたのですが、、、なんというかその、、、針が太すぎやしませんか? ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

細胞診の時みたいに時間をかけてグリグリ刺されたら耐えられないかも。。。と思ったその時、

「ズドンッ!!」という衝撃とともに針が打ち込まれました。

想定外の衝撃に思わず「ウッ!!」と声が出てしまったものの、、、痛みはありませんでした。生検前に局所麻酔を打ってもらったから。

 

細胞診はめちゃ痛かったにもかかわらず、十分な細胞が取れなかった。

それに対して針生検は一発で十分な細胞が取れて、しかも痛くない。

 

じゃあ、最初から針生検すればよかったんじゃないの先生!! と言いたい。

 

乳がん告知は突然に

普通の人は針生検までしたら「もしかして乳がんかも?」と不安になるかもしれませんが、なぜか私は全くそんな心配をしてなくて、針生検の結果を聞きに一人で病院へとでかけました。

診察室に入るなり、、、

先生
えーっとね、困ったことになりました。乳がんです。
は?
コニャンスキー
先生
えーっと、旦那さんは? 一人で来たの??
は?
コニャンスキー
先生
手術はこの病院でもできるけど、K病院の方が症例数も多いし

良い先生がいるから紹介しますよ。

え?
コニャンスキー
先生
しかも、K病院なら3日で退院できますよ。
えっ!!
コニャンスキー

 

こんな感じで、突然サラっと告知されました。診断結果は「浸潤性小葉がん」。

先生は今後の治療の流れもサラ〜っと話してくれたのですが、ボーーーっとしている私を見て「旦那さんに来てもらって一緒に話を聞いてもらった方がいいね」ということになり、仕事中の夫に電話をして急遽病院まで来てもらいました。

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